チャーム付き鉛筆は、可愛い飾りが鉛筆のトップについているものです。キラキラしたハートや音符などが文字を書くたびに揺れます。バトル鉛筆のように遊べるものではありませんが、「チャームに気を取られて授業に集中しない」という理由で禁止されているようです。

バトル鉛筆同様、盗難トラブルを引き起こすので、華美な鉛筆を禁止していると考えられます。こちらのタイプも筆者の子供たちの学校では禁止文房具となっています。

3. シャープペンシル

シャープペンシルの使用を禁止している小学校は多くあります。低学年はNGだけど高学年はOK、というルールが存在している学校もあるようです。筆者自身が通っていた小学校は「小学4年生からはOK派」でしたが、子供たちの小学校は全学年NGを貫いています。

シャープペンシルが禁止されている理由は主に3つです。

(1)筆圧の問題
(2)分解して壊す
(3)値段の差が大きい

1つ目は、漢字を書く際、鋭角なシャープペンシルだと「留め・跳ね・払い」をしっかり表現できない欠点があります。
筆圧をコントロールしやすい鉛筆の方が、漢字を習っている子供に適しているのです。

2つ目として挙げられるのは、シャープペンシルを分解し、部品をなくして壊すことです。筆者も、よく分解しては組み立てをしていた思い出があります。

3つ目は、鉛筆と違いシャープペンシルの価格の差が大きい点です。話題になっている品を持ってきて自慢する生徒も出てくるので、格差をなくし盗難を防止するという意味も込めて禁止にされています。

まとめ

小学校での文房具のルールは意外と厳しいもの。新学期前に色々と買い揃えていたのに、子供が「先生にダメと言われた」と帰ってくることもあります。新学期スタート時は、無難な鉛筆で登校させ様子を見るといいでしょう。

文房具のルールが分かりにくい時は、連絡帳で担任の先生に「キャラクターの鉛筆は使用可能ですか」など質問したり、授業参観後の懇親会で直接聞いてみることがポイントです。文房具に関する疑問を解消し、親子共々スッキリした気分で学校生活をスタートさせましょう。

中山 まち子