『ボヘラプ』を超えるヒットが出にくくなる!? 26年ぶり映画料金値上げ

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『ボヘミアン・ラプソディ』が驚異のロングラン大ヒット

英国と米国に続き、昨年11月9日に公開された映画『ボヘミアン・ラプソディ』、既にご覧になった人も多いでしょう。伝説のロックバンド「クイーン(Queen)」のリードボーカルで、1991年にエイズで亡くなったフレディ・マーキュリーにスポットを当てたものです。史実や時間軸が実際とは異なる部分もありますが、日本でも驚異の大ヒット作品となっています。

実際、当作品は公開から19週間経ってもまだ多くの映画館で上映されています。普通、映画は公開から3~4週間で観客数が落ち込み、約2カ月(8~9週間)で上映終了となります。

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どんなに長く上映しても3カ月ではないでしょうか。それどころか、1カ月程度で上映終了となる作品も珍しくありません。そのような中、5カ月近く上映している『ボヘミアン・ラプソディ』、まさしく異例と言っていいでしょう。

こうした『ボヘミアン・ラプソディ』の人気は、映画作品の“成績表”でもある興行収入にも表れています。公開以降の日本での興行収入は既に125億円を突破しました(3月18日現在)。この数字は、2017年に公開された『美女と野獣』を上回り、音楽・ミュージカル映画の日本歴代興収ナンバーワンです。

また、日本で公開された歴代全作品でも第18位となっており、最終的には1993年公開の『ジュラシック・パーク』を抜いて第16位に浮上するのは確実と言われています。

歴代興行収入トップは『千と千尋の神隠し』の308億円

ちなみに、歴代興行収入の上位5作品は以下のようになっています(出所:CIMEMAランキング通信/2019年3月17日現在)。

  • 第1位:『千と千尋の神隠し』(2001年) 308億円
  • 第2位:『タイタニック』(1997年) 262億円
  • 第3位:『アナと雪の女王』(2014年) 255億円
  • 第4位:『君の名は。』(2016年) 250億円
  • 第5位:『ハリー・ポッターと賢者の石』(2001年) 203億円
  • 第18位:『ボヘミアン・ラプソディ』(2018年) 125億円 *上映中

こうして見ても、『ボヘミアン・ラプソディ』は“メガヒット作品”とまではいかなくとも、その一歩手前までの大ヒット作品であることは確かです。

2018年の年間興行収入は過去3番目の高水準

『ボヘミアン・ラプソディ』の興行収入は、2018年に公開された作品の中でも1位でした。こうしたボヘラプ効果に加え、『劇場版コード・ブルー~ドクターヘリ緊急救命~』(93億円、歴代43位)、『名探偵コナン ゼロの執行人』(92億円、歴代46位)、『ジュラシック・ワールド/炎の王国』(81億円、歴代66位)などの大ヒット作品もあり、2018年の国内年間興行収入は約2,225億円で歴代第3位となりました(全作品の興行収入発表を開始した2000年以降)。

前年比では▲2.7%減となったものの、依然として高水準を維持しており、映画業界はかなり繁盛していると見ることができそうです。

高水準の興行収入の要因は?

参考記事

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国立大学卒業後、国内・外資系の金融機関にて23年勤務後に独立。証券アナリストなどの職務を経験し、ファイナンシャルプランナー関連等の金融系資格を多数保有。専門は株式投資、貴金属投資、年金、相続、不動産。