この前提通りで考えれば、子ども一人を大学まで進学させるのには1000万円以上、また教育費だけではなく、養育費全般も含めればさらに必要だということが言えます。

もっとも、これも、進学先をすべて国公立のみに限定すればさらに教育費は下げられることもできるでしょうし、養育費もどのような教育をするのかで世帯ごとに異なってくるというのは注意が必要です。

マイホーム資金はどれくらいか

近年の住宅ローンは「フラット35」の商品名からもわかるように、最長期間35年の固定金利ローンが有名です。

35年間のローンを組む場合に、定年退職の年齢が65歳と仮定した場合、30歳が定年退職前に住宅ローンを完済できる年齢になります。また、定年退職の年齢が60歳と仮定した場合には、25歳が完済できる年齢となります。

「結婚するタイミングがいつなのか」は人によってそれぞれですが、定年から逆算し、マイホームを取得する場合には早めに計画するのが良いでしょう。