いざという時や老後に備えて、ある程度の貯蓄はしておきたいもの。とはいえ、お金がない人にとって貯蓄を増やすことは、そう簡単なことではありません。「大きな声では言えないけれど、うちは貯蓄ゼロ…」という人も少なくないのでは。

そこで気になる、貯蓄がない世帯の実態。貯蓄を増やすコツとあわせてお伝えします!

貯蓄ゼロ世帯の割合と貯まらない人の特徴とは?

まずは、貯蓄ゼロの世帯の割合を見てみましょう。2017年11月に金融広報中央委員会(事務局 日本銀行情報サービス局内)が公表した「家計の金融行動に関する世論調査(二人以上世帯調査)」によると、「銀行等の預金口座や証券会社の口座の残高がゼロ」と答えた世帯は14.1%となりました。

この数字は、銀行や証券会社などに口座を開設していない世帯を含んだもの。つまり、日本の二人以上世帯の約14%以上が、「銀行や証券会社などの口座にお金が入っていない」もしくは「そもそも口座を持っていない」状態と言えます。

意外と多い、お金が貯まらない人。彼らの中には、似たような特徴があります。例えば、「自制心がない」という点。ついギャンブルに手を出し過ぎたり、不必要なものを買い漁ったりしてしまう人は、なかなか思うようにお金を溜めることができません。

また、お金に対する興味が薄い人も同様です。どのくらいのお金を貯金しようか、投資に挑戦しようかといった目標を立てようとしないため、手元にあるお金をすぐに使ってしまうのでしょう。

貯められる人との差は?

次に、お金を貯めることができる人の特徴を見てみましょう。貯蓄を増やせる人は、「レシートを捨てない」傾向があります。

レシートには、自分が買ったものや値段の情報が記載されています。この情報を見直すことで、自分のお金の使い道を分析することができるのです。

自分の支出状況を把握するためにも、まずはレシートを受け取る癖をつけ、家計簿にまとめてみましょう。項目に分けて分析すると、「コンビニに立ち寄り、お菓子を買いすぎている」「週末の外食費が膨らんでいる」といった改善点も見つけやすいですよ。

ただし、「趣味や娯楽に1円も使ってはいけない」という訳ではありません。お金を耐えられる人は、できるだけ低コストで趣味を楽しんでいるのです。

例えば、趣味の読書は図書館を利用して出費を抑える、民間ではなく自治体が運営している格安のジムで体を動かすといった方法が挙げられます。節約が長続きするよう、我慢ばかりせず無理なく取り組むようにしましょう。

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