この記事の読みどころ

映画「バック・トゥ・ザ・フューチャーPART2」で描かれた30年後の日が訪れました。

20年前に使ったマッキントッシュに久しぶりに電源を入れましたが、起動することができませんでした。

この20年間における時代の激しい流れを改めて感じました。

映画「バック・トゥ・ザ・フューチャーPART2」で描かれた30年後の現在

少し前になりますが、10月21日(水)は重要な日でした。それは、1985年に公開された映画「バック・トゥ・ザ・フューチャーPART2」で30年後にタイムスリップした日だったからです。日本でも各地で様々な記念イベントが行われていました。

筆者もあの映画を観に行きましたが、当時は30年後の世の中を全く想像できなかったことを覚えています。30年間というのは、長いようで短くあっという間だったと感じている人も多いのではないでしょうか。

押し入れから20年前に使ったマッキントッシュを出してみた

筆者は、その記念イベントに関するニュースをiPhoneで読みながら、「そう言えば…」と大昔に使ったパソコンが急に懐かしくなりました。そして、押し入れの中を探したところ、出てきたのが20年前に使ったマッキントッシュ(Macintosh Color Classic Ⅱ)です。

マッキントッシュは、現在のアップル社がアップルコンピューターという社名時に製造販売していたパソコンです。主に1980年代から1990年代後半にかけて発売されました。当時としては優れたグラフィック機能が特徴だったと思います。

筆者が1995年に購入した機種は、ウィンドウズ搭載PCの台頭に苦戦していた頃の商品だったと記憶していますが、それでも、当時は人気商品でした。

約20年ぶりに電源を入れてみた

約20年ぶりに改めて手に取ってみると…ではなく、重過ぎて手に取れません。両手で運ばないと無理です。当時は洗練されたデザインでしたが、まだ液晶画面ではないため、(小型にもかかわらず)とにかく大きくて場所を取ります。

それでも、久しぶりに電源を入れてみました。20年前に使ったファイルが残っているかもしれません。

電源は入っても、起動することができなかった

ところが、起動することができませんでした。電源が入った後、初期起動用のフロッピーディスクを挿入するよう要求されたのです。

確かに、そのようなフロッピーディスクが付いていた記憶がありますが、何処に保管したか全く覚えていません。もしかしたら、捨ててしまった可能性もあります。そもそも、フロッピーディスクという記録媒体は、今でも世の中に存在しているのでしょうか?

残念ながら、そのまま電源をオフにしました。

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20年間に起きた激しい時代の移り変わりを感じた

残念ながら起動することはできませんでしたが、一瞬とはいえ、この20年間の激しい時代の移り変わりを感じたように思います。20年前は苦境に立たされていたアップル社は、今や時価総額の世界一を争う大企業となりました。

iPhoneやiPadを始めとするヒット商品に関しては、もはや説明する必要がないでしょう。20年という時間が長いと感じるか、短いと感じるかは人それぞれですが、時代や企業が大きく変革するには十分な時間だということを、アップル社は証明したと思います。

次にマッキントッシュの電源を入れる日

実際、この20年間で日本も大きく変わりましたが、筆者の感覚では、必ずしも良い方向に向かっているとは言えないと思います。

次回、このマッキントッシュの電源を入れる時、日本だけでなく世界中が少しでも良くなっていることを願い、再び押し入れの奥へ片付けました。

LIMO編集部