一昔前はテレビが勉強の妨げになっていましたが、今ではゲームそしてスマホがそれに取って代わりました。特にスマホは、ゲームや友人とのやり取り、動画など1台あれば時間があっという間に過ぎていく娯楽品なので、「今は勉強タイム」と決めたら絶対に触れさせないことが大切です。

家庭学習の環境を見直す上で、ゲームやスマホに関しては以下の3つのポイントをしっかり守っていきましょう。

1. ゲームやスマホは目の届かない場所に置く
2. 親子で1日の利用時間を決める
3. 約束を破った時のペナルティーも決める

学校でもスマホの利用に関して説明するなど対策をしていますが、家庭でもしっかりとしたルールを決めてください。スマホをダラダラ使っていると、せっかく学習環境を見直しても、無駄骨になる恐れがあります。まだ家庭内でルールを決めてない場合は、新学期を契機に、ゲームやスマホの決まり事を親子で作っていきましょう。

ステップ4. 2~3週間様子を見て改善点を探る

ステップ1~3までを実践してみて、2~3週間は様子を見てみましょう。子供の勉強の仕方や集中力など、すぐに効果が見えてこない場合もあります。こういう時は、焦らず子供の様子を見ることが大切です。

時間が経過すれば、以前と比較して改善点などが見えてくるので、親子で感じたことを話し合ってみましょう。

1. 集中する時間の変化があったか
2. 勉強に対する意識の変化はあったか
3. 快適に勉強できているか

以上の3つのポイントを中心に、どう変わり、元に戻した方がいいところなどを探ってみてください。高学年でも、「もう少しお母さんの存在を感じたい」と言われたら、親から見える場所に移動するなど、その度に見直してより良い学習環境を整えていきましょう。

まとめ

勉強するのは子供本人です。親が口うるさく注意するよりも、一緒になってより勉強に集中できる環境づくりをしていくことの方が効果が出やすいものです。新年度は、気持ちも一新に「頑張るぞ!」と前向きな姿勢になるので、ぜひとも親子で学習環境の見直しをしてみてください。そして、子供の力を信じて見守っていきましょう。

中山 まち子