小学1年生や2年生では学力の差は目立ちませんが、3年、4年と進級するにつれてクラスの皆が「あの子はできる」「この子は勉強しない」と認識するようになってきます。その差は、低学年からの家庭学習の有無が起因していることがほとんどです。

入学準備ドリルに取り組ませることで、家庭学習習慣への抵抗をなくし学力向上への足掛かりとなれます。このようなメリットが期待できるので、入学準備ドリルを積極的に活用することが大切です。ドリルを解くのは、決まった時間に設定するなどしておくと、より家庭学習の習慣が定着しやすくなります。

メリット3. 入学準備ドリルが豊富に揃っている

学研、公文、チャレンジそしてZ会など大手4社がそれぞれ入学準備ドリルを出版しています。いずれのドリルも、入学後の授業デビューをスムーズにできるような構成となっています。特にチャレンジとZ会は基礎と応用の2パターンが用意されおり、上手く利用することで入学前に学力のレベルを上げた状態に仕上げることが可能です。

筆者の家では、まずチャレンジとZ会の基礎に取り組ませてから、それぞれの応用編を解かせてみました。合計4冊の入学準備ドリルを事前に解かせ、小学校入学に臨みましたが、子供たちはその後の学校生活での授業や宿題に問題なく対応することができました。価格は800円台から900円台なので、手に取りやすいのも嬉しいポイントです。

まとめ

小学校が始まると、それまでとは生活スタイルが大きく変わります。特に、学習面では毎日宿題をすることが求められるので、多くの親御さんは「我が子はちゃんとやってくれるか」と不安を抱くものです。

市販の入学準備ドリルを上手に使いこなすことで、小学校での勉強に対して前向きにさせ家庭学習の習慣づけをするきっかけになります。園生活と違い、時間割ごとに科目を学んでいくことも説明しつつ、ドリルタイムを設けておくと、子供がより小学校への対応がしやすくなるでしょう。

新たに勉強系の習い事を始めるよりも安価で済みますし、目の前で子供の勉強に対する姿勢を見ることができるのも、入学準備ドリルの便利さといえます。

中山 まち子