子供の就学を目前に控えていると、親として気になることの1つが勉強に関することですよね。将来のことを見据えて、小学校入学前にスムーズに家庭学習の習慣を身につけさせることが大切です。

学校側からの宿題は、小学校生活に慣れてくる入学して2週間後にひらがななどの簡単な宿題が、本格的に始まるのがゴールデンウイーク明けと、段階を踏んで出されることがほとんどです。

そのため、入学してから1カ月近く家で勉強をしない状態が続く可能性もあります。早目に家庭学習の習慣を定着させて入学後の学習面の不安を払拭していきましょう。そこで今回は、使い勝手の良い市販の入学準備ドリルを使うメリットを考えてみました。

市販の入学準備ドリルをやるメリット

筆者は元塾講師ではありますが、小学生時代は宿題もさぼり気味で、家庭学習の習慣など身につかず、6年生の理科で20点をとるような子供でした。また、仕事をしているときに出会った生徒たちも、恐ろしいほど家庭学習の習慣の有無で成績差が出ていたのです。

そういった経験を通じ、できるだけ低学年の間に学習習慣を定着することの大切さを身をもって経験しています。自分を反面教師にし、就学している2人の子供たちは、入学する1、2カ月前から市販の入学準備ドリルを使用し、勉強の習慣づけを試みました。

現在、それぞれ小学4年、2年になった子供たちは家で勉強するのは当然のように成長しています。小学生への憧れを持っている時期に入学準備ドリルをすることで、勉強に対する意欲を保ちつつ、学校での授業にスムーズに慣れると感じました。

我が子を通じて感じたのは以下の3つのメリットです。

1. 家庭学習は当たり前と思うようになる
2. 学力向上への足掛かりになる
3. 入学準備ドリルが豊富に揃っている

次に、1〜3それぞれの具体的なメリットを詳しくご紹介していきましょう。

メリット1. 家庭学習は当たり前と思ようになる

小学校では4月中旬以降に徐々に宿題を出し、本格的な宿題はゴールデンウィーク明けからと段階を追って無理のない範囲で取り組ませます。

学校生活に慣れさせるための配慮ですが、子供の性格によっては「小学生になると勉強をしっかりやるのはうそ?」と、親から聞いてきたことと現実の違いに戸惑い、楽な方に流れて勉強を軽視する可能性もあるのです。そこで、ドリルなどの教材を入学前に取り入れると、入学後の現実に子供が迷いを生じずに自然と「勉強することが普通」と思わせられます。

この考えを子供が小さい頃に植えつけることで、成長に伴って頻発する親子間での勉強に関するケンカが発生しにくくなるはずです。家庭学習を定着させるためにも、入学準備ドリルが終了したら市販のドリルなどを使い、毎日10分程度取り組ませていきましょう。

メリット2. 学力向上への足掛かりになる

公立小学校の学習指導は、学力が真ん中からやや下の子に合わせて授業を行います。そのため、さらに学力を向上させていくには家庭学習の有無が大きなカギとなります。