シリーズでお伝えしている「注目小売店月次実績」。今回は回転寿司チェーン店「かっぱ寿司」を運営するカッパ・クリエイト(7421)の、2019年2月の月次動向及び過去実績、また過去1年の株価動向について振り返ってみましょう。

直近の月次実績はどうだったか

2019年3月4日に更新されたカッパ・クリエイトの2019年2月既存店売上高は、対前年同月比98.0%とマイナス成長となりました。内訳としては客数が98.1%、客単価が99.9%で、客数及び客単価ともにマイナスとなっています。

また、全店舗売上高も94.2%で、2月は1月に続き既存店と全店いずれの売上高もマイナス成長でした。

今期の既存店売上高の振り返り

では、2019年3月期のここまでの既存店売上高はどう推移してきたのでしょうか。

既存店売上高は1-2月が2カ月続けて対前年同月比マイナス成長。また本年度は11カ月が経過する中、プラス6カ月・マイナス5カ月となっています。

客数及び客単価ともにプラス月とマイナス月が発生しており、既存店売上高のプラスが継続できない背景となっています。一方で全店舗売上高は6月の105.0%以外は全ての月でマイナスであり、既存店より全店で苦戦している状態です。

過去1年の株価動向はどうだったか

最後に同社の株価動向を見ていきましょう。

同社の株価は上限1,500円付近、下限1,300円付近でレンジ相場を形成しています。現在は上限1,500円付近を目指し上昇しており、レンジ相場上限付近での次の値動きが注目されます。

既存店売上高が2カ月続けてマイナスとなる中、3月でプラスに転じることができるのか注目されます。

カッパ・クリエイトの過去1年間の株価推移

参考資料:カッパ・クリエイト 売上報告

LIMO編集部